「これ、本当に効いてるの?」
WEB接客ツールを入れてしばらく経つと、 ふとこんな疑問が浮かんできます。
ポップアップは表示されている。 クリックもされている。
でも、予約がすぐ増えるわけでもない。
実はこれ、よくある状態です。 そしてある意味、正常な状態でもあります。
WEB接客は、導入直後に「予約数」で判断するものではありません。
まず確認すべきは、
サイト内の回遊が変化しているか
というポイントです。
予約数は「一番最後」に変わる
WEB接客の効果は、次の順番で現れます。
① 回遊が増える
② プラン閲覧が増える
③ 予約導線への到達が増える
④ 予約が増える
予約数は、一番最後に変化する指標です。
だから導入直後に「予約が増えない」と感じても、 焦って全部作り直す必要はありません。
まず見るべきは、①の回遊が動いているかどうかです。
導入直後に見るべき3つの指標
回遊型シナリオの効果を確認するとき、 特に大切な数字が3つあります。
① シナリオのクリック率
ポップアップが表示された回数のうち、 実際にボタンを押してもらえた割合です。
目安は 5〜15% 程度。
この数字が極端に低いときは、 次の順番で見直してみてください。
- 表示タイミング:開いた瞬間に出ていませんか? スクロール後や一定時間後の方が自然です
- キャッチコピー:「詳しくはこちら」より「この宿の過ごし方」のように、一瞬で自分ごとに感じてもらえる言葉かどうか
- 表示ページ:すべてのページに出していると、関係ない場面で邪魔になることも
クリック率は、WEB接客の第一関門です。
② クリック後の導線
クリックされた後、訪問者がどこへ移動しているかも確認します。
TETORIの場合は、リアルタイム解析で確認していきます。
例えば、
温泉ページを見ている人に「温泉付き客室はこちら」を表示して、 実際にそのページからプランへ進んでいるか。
意図した導線にユーザーが動いているかを見ることで、 シナリオ設計のズレに気づけます。
もし想定と違う動きになっていたら、 誘導先のページやコピーを見直すサインです。
③ 直帰率の変化
回遊型シナリオのもう一つの役割は、 直帰を防ぐことです。
WEB接客を入れたことで、 トップページで離脱していた人が客室ページへ進むようになる。
こうした変化が積み重なると、 サイト全体の直帰率が下がります。
実際の運用でも、導入後に直帰率が 3〜8% 改善するケースは珍しくありません。
この変化こそが、回遊型シナリオが機能しているサインです。
回遊が増えると、予約は後から伸びる
数字を見ていくと、こんな流れが見えてきます。
クリックが増える → ページの閲覧数が増える →滞在時間が増える → 直帰率が減少する → 予約が増える
回遊型シナリオは、予約を直接取る装置ではありません。 予約の確率を、少しずつ上げていく装置です。
だから最初は小さな変化を丁寧に見ること。 それが、WEB接客をうまく育てていくコツです。
次回予告
次回【WEB接客|導入直後 #08】では、
なぜ回遊が増えると予約が増えるのか。 宿泊サイト閲覧者の心理という視点から、 「回遊しないと予約しない理由」を解説します。
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