背景
前回の調査では、WEB接客シナリオのポップアップがTOPページのデザインを邪魔しているという課題があり、サイズを縮小した場合の効果を検証しました。そこで、スマートフォン表示に絞り、3つのサイズパターンを1ヶ月間のA/Bテストで比較。結果として、現状の260×260ピクセルの正方形が最も反応率と予約完了(CV率)が高いことがわかりました。
前回の検証内容と結果
| パターン | サイズ | 反応率 | ゴール率 |
| A | 正方形 260×260px | 10.8% | 0.9% |
| B | 正方形 230×230px | 8.8% | 0.5% |
| C | 長方形 130×260px | 5.5% | 0.7% |
ゴール率:シナリオ表示ユーザーが予約完了に到達した数を表示数で割った率
サイズを縮小すると、反応率・ゴール率ともに低下する傾向がはっきりと見られ、効果を優先するならサイズダウンは推奨できませんでした。一方で、デザインの調整が必要な場合は、配置位置や表示タイミング、文言表現の見直しを先に検討すべきとの学びも得られました。
今回の検証:サイズアップの効果をチェック
今回、別の観光ホテルにて再度テストを実施。
サイズを260×260ピクセルの現状からWEB接客ツールTETORIの標準サイズである290×290ピクセル、さらに大きな320×320ピクセルの3パターンで24日間、均等に表示し、スマートフォンユーザーの反応を比較しました。
以下の3パターンを24日間、均等表示、表示デバイスはスマートフォンでテストしました。
A 正方形260×260px 当社採用表示サイズ(スマホ向け)
B 正方形290×290px TETORIツールの最小サイズ
C 正方形320×320px サイズアップ
| パターン | サイズ | 反応率 | ゴール率 |
| A | 正方形 260×260px | 15.0% | 1.2% |
| B | 正方形 290×290px | 14.7% | 0.7% |
| C | 正方形 320×320px | 14.6% | 0.7% |
結果は前回同様、最も小さいサイズAが反応率、ゴール率ともに最も高い結果となりました。サイズを大きくしても反応率の改善は見られず、むしろゴール率は下がる傾向が確認できました。
まとめ
今回の結果から見えてくるのは、「ただサイズを変えるだけでは効果は上がらず、むしろ反応や予約率が落ちる可能性がある」ということです。ポップアップサイズを小さくしたり大きくしたりするよりも、ユーザー体験を損なわずに効果を最大化するには、配置位置の工夫や表示頻度の調整、文言やデザインの最適化に取り組むことが大切です。
また、今回の検証は主にスマートフォンでの表示を対象としており、画面サイズや解像度の異なるデバイス環境によって結果が変わる可能性もあります。特に、より大型で高精細なディスプレイが普及していく中では、最適なポップアップサイズやデザインも変化していくと考えられます。今後も環境の変化に応じた柔軟な検証が必要です。
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