【WEB接客|導入直後 #09】回遊の次にやるべきこと|WEB接客は”予約直前の一押し”で完成する

回遊は増えた。でも予約は変わらない

前回は、宿泊サイトでは 回遊が予約の納得をつくるという話をしました。

訪問者は客室・温泉・料理・館内の情報を見ながら、「この宿に泊まりたいかどうか」を判断していく。

回遊は迷いではなく、納得のプロセスです。

WEB接客を導入すると、実際にこんな変化が起きます。

  • 直帰率が改善する
  • ページ閲覧数が増える
  • サイトの滞在時間が増える

サイトの回遊は、確実に良くなっていきます。

ただし、ここで一つ重要なポイントがあります。

回遊が増えるだけでは、予約は増えません。

「回遊は増えたけれど、予約数はあまり変わらない」

こうしたケースは、運用の現場でも少なくありません。 これはWEB接客が効いていないのではなく、 役割が途中で止まっている状態です。


宿泊サイトの検討には、3つの段階がある

訪問者の行動を整理すると、大きく3つの段階に分かれます。

① 興味を広げる(回遊)
② 宿の魅力を理解する(検討)
③ 予約するか決める(決断)

回遊型シナリオが担っているのは、①と②です。

宿の情報を見て、魅力を理解して、滞在イメージをつくる。

でも、③の予約するかどうかの決断はまだ残っています。


プランページまで来ても、まだ迷っている

訪問者がプランページまで来たとき、 実はまだ完全に予約を決めているわけではありません。

頭の中では、こんな声が残っています。

  • 本当にこの宿でいいかな
  • 他の宿と比べてどうだろう
  • もう少し探した方がいいかな

この最後の迷いが残っている段階で、 何も後押しがなければ、

「一旦保留」

という選択になります。

そして検索に戻ったり、OTAに戻ったり。 せっかく回遊まで進んだのに、もったいない離脱です。


ここで効くのが「予約直前の一押し」

回遊で宿の魅力を理解した訪問者には、 最後の一押しが必要です。

例えばプランページを見ている人に、

  • 公式サイト限定特典
  • 人気No.1プラン
  • 今だけの空室情報

といった「お得・希少な」情報をWEB接客で案内する。

すると訪問者は、

「これにしよう」

と決めやすくなります。

WEB接客は、回遊させる装置であると同時に、 決断を後押しする装置でもあります。


WEB接客は「2つの役割」で考える

WEB接客を運用していると、こんな誤解が生まれがちです。

「WEB接客=回遊を増やすツール」

もちろんそれも重要ですが、実際にはもう一つ役割があります。

① 回遊を促す
② 予約の決断を後押しする

この2つが揃ってはじめて、 WEB接客は予約に貢献する仕組みになります。

回遊型シナリオを作った次に考えるべきは、 予約直前シナリオです。

館内ページ、プラン詳細ページ、検索ページなど、予約に近いページで、訪問者の迷いを減らす仕掛けをつくる。

この設計が入ることで、 回遊で増えた訪問者が、予約へとつながりやすくなります。


“最後の一押し”が入ったとき、WEB接客は完成する

回遊で興味を広げ、 魅力を理解してもらい、 そして最後に

「ここで予約しても大丈夫」

と思ってもらうために、迷っている訪問者へ

押しの一手が入ったとき、 WEB接客がはじめて予約につながる仕組みになります。

WEB接客は“導入すると予約が増える魔法のツール”ではない。
ユーザーの検討プロセスに合わせて設計してはじめて効き始める

次回予告

次回【WEB接客|導入直後 #10】では、 予約直前シナリオの具体的な中身に入ります。

公式サイトで実際に効果を感じている「予約直前シナリオ」とは何か。
実際の運用例をもとに解説します。

職業:旅人|Sueyoshi Hidenori

ブログをご覧いただきましてありがとうございます!職業:旅人|末吉です。当ブログでは日々のWEB接客運用で感じた気づきや小さな発見を記すログ。宿の現場から生まれる改善アイデアを、自分用の備忘録として残しています。

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